子宮筋腫の種類と妊娠への影響
Type and impact

子宮筋腫が発生する場所によっては、妊娠を妨げる原因になることがあります。

子宮筋腫の種類と妊娠への影響

子宮は受精卵が着床して、出産まで赤ちゃんを育てる袋です。その袋の内側にできた筋腫を「粘膜下子宮筋腫」といいます。 この場合、子宮内膜を圧迫したり、子宮内膜から飛び出していると、たとえ小さい筋腫でも月経痛や過多月経の症状が強く出ます。妊娠を希望していて筋腫が子宮内腔の形を変形させている場合は、治療の対象です。

子宮の筋肉の中にできる筋腫を「筋層内子宮筋腫」といいます。また、子宮の外側に飛び出している筋腫を「漿膜下(しょうまくか)子宮筋腫」といいます。 これらは受精卵の着床を妨げることはなく、妊娠・出産への影響は少ないのですが、筋腫が大きくなると子宮内腔まで張り出して、子宮筋腫の発育とともに徐々に症状があらわれることがあります。 骨盤の中を筋腫が占め、赤ちゃんの育つ場所をふさぐようになると、流産や早産、また難産を招くおそれがあります。 また、子宮筋腫が大きくなると、それが粘膜下なのか漿膜下なのか判別がつきません。一般的には、子宮と同じくらいの大きさの5cmを超えると治療の対象と考えます。

症状がないからと子宮筋腫を放置すると、大きくなった筋腫が膀胱を圧迫して頻尿になったり、尿道をふさいで尿閉を招くこともあります。また、骨盤いっぱいに大きくなった子宮筋腫が下半身の血流を悪くして、しびれやむくみを起こしたり、血栓が作られやすくなります。 妊娠希望の有無にかかわらず、子宮筋腫は定期的にチェックすることが大事です。