根拠に基づいた医療(EBM)
EBM

最小限の医学的介入で最大の効果、つまり妊娠ができるように力を尽くしています。

根拠に基づいた医療(EBM)

アモルクリニックでは、不妊治療にこのEBM(根拠に基づいた医療)を取り入れ、最小限の医学的介入で最大の効果、つまり妊娠ができるように力を尽くしています。
1年以上努力しても妊娠しない方、月経不順の方、年齢が35歳以上の方、一人目を半年以上かかって妊娠したという方は、不妊を疑ってみる必要があります。

結婚年齢からみた1年以内の妊娠可能性(Sue Creig/)

年齢 1年以内の妊娠率 / 妊娠に要した期間
20~24 97% / 4ヶ月
25~29 93% / 5ヶ月
30~32 86% / 6ヶ月
33~36 72% / 10ヶ月
37~39 65% / 12ヶ月

妊娠成立の排卵日分布

妊娠しやすい排卵日は?

効率よく治療するために、データを重要視しています。勘や曖昧な根拠に頼るのではなく、しっかりした根拠の元での治療を目指しています。例えば、何日目に排卵をした卵が妊娠しやすいのか?と思い、データをとってみました。すると13日目から16日目までに排卵した卵での妊娠がそれぞれ10%を超え、トータルでは50%強の妊娠例になりました。
反対に10日より早く排卵する卵や20日以上かかってやっと排卵する卵での妊娠は、1%前後からそれ以下になりました。それならば、最も妊娠しやすい頃に排卵を起こすように、卵を育てればいいと考え、できるだけ13日目から16日目までに排卵が起こるように卵を育てます。

DAY09 03例(0.7)
DAY10 05例(1.2)
DAY11 21例(4.9)
DAY12 30例(7.0)
DAY13 46例(10.8)
DAY14 55例(12.9)
DAY15 51例(12.0)
DAY16 64例(15.0)
DAY17 36例(8.9)
DAY18 22例(5.2)
DAY19 13例(3.1)
DAY20 14例(3.3)
DAY21 03例(0.7)
DAY22 08例(1.9)
DAY23 02例(0.5)
DAY24 02例(0.5)
DAY25 02例(0.5)
DAY26 03例(0.7)
DAY27 06例(1.4)
不明 40例(9.4)

人工授精妊娠410例の検討

人工授精の回数は?

人工授精の妊娠率は6~7%ですが、何回ぐらい行えばいいのでしょうか?
これもデータをとってみました。すると1回目が一番多く、45%の人が妊娠していました。人工授精は、精液所見が良くない場合に行いますが、卵と精子がうまく出会えてないのではないか?というときに有効です。卵も精子も問題なく、出会いだけの問題なら、うまくいくことが多いです。
2回目に進む人は、1回目で妊娠しなかった人なので、少し条件が悪いと考えられ、妊娠率も1回目の半分くらいに減ります。
3回目はさらに減少しますが、1回目から3回目まで、全体の8割が妊娠したことになりました。
4回目、5回目と繰り返しますと、5回目までに9割強の人が妊娠したことになります。これより、人工授精は3回ぐらいまで、多くて5回まで、それ以上繰り返しても、妊娠の可能性はゼロではないがかなり低くなっていると考えます。5回までに妊娠しなかったら、治療のステップアップを勧めます。

1回目 188周期(45.8%)
2回目 94周期(22.9%)
3回目 53周期(12.9%)
4回目 29周期(7.1%)
5回目 17周期(4.1%)
6回目 10周期(2.4%)
7回目以降 19周期(4.6%)